●トークショー『和の建築・月布 宝蔵寺を構成する』
○日時:2020年2月16日(日)10:00~11:00(参加無料)
○会場:月布山宝蔵寺 本堂(山形県西村山郡大江町大字月布209)
※駐車場は寺から徒歩約3分(約200m)にある林建設(株)の駐車場(社屋敷地内の駐車場も含む)をご利用ください。
※本堂正面の階段は、冬季間で、大変滑りやすいので、不安のある方は、山際の入り口をご利用ください。
○内容:2010年に行われた本堂改修工事を振り返り、建築物として寺院ならではの苦労や面白さ、最新建築技法と伝統建築の側面から、関係するプロたちが当時のビフォーアフターをトークし、解説します。また、建材として使われた地域産材(西山杉)の特徴などに触れ、大江町の豊かさを学びます。
ファシリテーター:鈴木悦郎氏(鈴木悦郎設計工房)
ゲスト:荒井正俊氏(株式会社市村工務店)、林隆弘(宝蔵寺住職)
【ご参考】株式会社市村工務店の施工例に、宝蔵寺が掲載されております。
山形県大江町月布地区に建つ宝蔵寺は傾いていました。床の高さはは東西方向で最大21センチもあり本堂の中に入ると眩暈がした感覚におちました。改修工事の内容は施工するにあたり大変難易度が高いものでした。屋根は銅板に葺き替えしてから間もないのでそのまま残し、基礎構築と全数の柱交換と向拝(玄関)の柱・彫刻の交換です。普通に考えると無理です。しかし弊社では、お寺の耐震補強を得意としており建物が建った状態での基礎工事と柱交換の独自の工法があります。他社では揚げ舞という工事(ジャッキで建物を2m程度揚げる)を行わないと基礎工事が出来ないので、位牌堂や庫裡と切り離す必要があるのですが、市村工務店の工法では揚げ舞を必要といたしません。取り合いの修繕費用と揚げ舞の工事費用の縮小に成功しております。建築基準法の無かった時代に建てられた建築物を現在の法基準に当てはめて補強致しますので末永く安心してお使いいただけます。
●涅槃図 一般公開
○期間:2020年2月15日(土)午後~2月16日(日)(入場無料)
(2/15(土)の午前中は檀家以外の方の訪問はご遠慮ください。また会場の都合で、トークショー中は見れない場合がありますのでご了承ください。)
○公開時間:
①2020年2月15日(土)13:00~15:00
②2020年2月16日(日)11:00~12:00 (※トークショーが終わってから掛けます)
③2020年2月16日(日)13:00~15:00
○概要:2月15日はお釈迦さまがお亡くなりになった日で、当日は檀家さんらによってお釈迦様の遺徳を偲ぶ法会(涅槃会)が営まれます。2月15日(土)午後からはこの涅槃図を一般公開します。(※この涅槃図は、江戸時代(宝永三丙戊年/1706年)より伝わるたいへん貴重な寺宝のひとつです。)
●OE EXPO/「大江エキスポ」について
[会場]月布山宝蔵寺 本堂ほか 大江町内17カ所
[料金]会場によっては有料イベントがあります。詳しくはチラシをご覧ください。
[チラシ]OeEXPO_leaflet(PDF/ファイルサイズ: 4.3 MB)
[主催]OE EXPO実行委員会
[後援]大江町、大江町教育委員会 ほか
[問い合わせ]
【OE EXPO全体に関すること】 phone: 050-5435-2293(OE EXPO 実行委員会 代表)
【宝蔵寺、トークショーや涅槃図一般公開に関すること】 phone: 0237-64-2240(宝蔵寺住職)